2021/09/23 20:51

ある方のご縁から武富さんのお話しを聞き、何度か電話でお話しをさせて頂いていたんですが「どうしても会って直接お話しを聞いてみたい!」と思ったんです。というより、"絶対会わなきゃ!"と強く思いましたね。
最初にお会いした印象は、眼光鋭くてちょっと怖そうな感じでした。
でもご自身の作ったニンニク醤油や、お茶、塩、穀物を次から次へと試食に出してくださって、どれも本当に美味しいので素直に感想を伝えると、嬉しそうなお顔になるのが印象的でした。
佐賀の名物、ムツゴロウも料理して振る舞ってくださいましたが、昔ながらの味や、自然の中にある宝物をたくさんの人に知って欲しいという想いを強く感じました。
中でも塩と雑穀についてはかなり熱く話して下さいました。
「塩はね、胸腺で感じて下さい」
この言葉はとても私の中に響きました。
塩に限った事ではありませんが人間は体に良いものと、悪いものをまずは胸腺で感じるんだそうです。
塩を舐めて、体が抵抗せずにスッと受け入れるのか、ただしょっぱくて胸腺で抵抗が起きるものなのかを感じ取るんです。
体にはそういうセンサーが備わっているんですけど、近年、私達の体の働きは鈍ってしまっている傾向にありますね。
武富さんの伊都の塩は、舐めるとふわぁっと体に染み込んで馴染むのがわかりました。
「塩分の取りすぎは良くないと言われているけど、良い塩は摂ったらいい、本当に塩は大事なんですよ」と教えてくださいました。
長年、生物の高校教師をなさっていた武富さんですから、栄養素だけではなく体とのバランスが保たれる比率まで研究して作り上げていらっしゃる。今も新商品の開発、研究に意欲的です。
武富さんの塩に出会ってから、"塩は味付けの調味料"という概念が変わりました。
良い塩で下味を付けると、食材が本来の力を発揮して旨味が増し、余計な調味料を使わなくなるんです。
人の体に馴染みが良いという事は、他の肉や魚、野菜や果物との相性もよく、素材のモチベーションも上げてくれるのかもしれませんね。
穀物三昧入りのご飯を伊都の塩でシンプルな塩むすびを作ってみて下さい!
ご飯がご馳走になりますよ。

〈武富勝彦さんのプロフィール〉
23年間、佐賀県立高校で生物・造園を担当。
畜糞を一切使わず、葦を堆肥化した農法で古代米の栽培を始め、平成7年に有限会社『葦農』を設立。黒米、赤米、緑米をブレンドした雑穀米の販売を開始。
平成元年にマクロビオティックに出会い、現在は新マクロビオティック料理を研究。
平成15年、浅井理学博士との出会いから塩のニガリ(Mg)成分の人体にあたえる害について学び、人体に最適なマグネシウム含有量の国産塩を開発、普及、その塩を使った料理教室や手前味噌作り教室を開催。
平成14年、生態系(環境)を守る農法と引きこもりの青年を農業により自立させた功績が認められ、イタリアのNPO法人スローフード協会より日本人として初めてスローフード大賞(※)を受賞。同時にアジアで初めてスローフード審査員特別大賞(2席)を受賞する。
平成20年1月、『豊饒の海 玄海・有明の海を守る会』を設立し、地球上の海や川をもっとも汚染する除草剤の害について伝える活動を行っている。
平成26年、熟成ニンニクの研究のため㈱武富勝彦食品研究所を設立。佐賀県唐津市のトンネルを活用し、研究を行っている。
西九州大学大学院修了 健康栄養学修士
元佐賀県立農業大学校講師
元佐賀大学農学部特任教授 元西九州大学短期大学部環境学科非常勤講師
※イタリアのブラに本部を置くNPO法人「スローフード協会」という団体の名称であり、それぞれの国の食文化を守り発展させていこうという運動を行っている。
